お問い合わせ
JP EN

培地オプティマイゼーション

培地オプティマイゼーションとは
細胞にとって極めて重要な要素は培地です。
細胞のフェノタイプ、培養の再現性、培地の安全性及びコスト等といった細胞培養における課題に対して、当社独自の培地成分ライブラリを活用して培地最適化プランを提案します。市販培地だけでない培地の選択肢を提供します。
マイオリッジの培地最適化フローは
最大限のパフォーマンスを実現
細胞株毎に
最適な培地条件
細胞の
フェノタイプを
コントロール
アッセイ系に
マッチした培地組成
及び添加物
Start
培養条件、課題のヒアリング
・対象細胞・培地性能の目標
・培地組成の基準 etc.
人が会議で意見を出し合う様子のイメージ図
培地組成の構築
ヒアリング後、当社独自の培地成分ライブラリを基に培地組成を構築します。
培養実験の結果検証
良好な結果を示した培地組成について、組成の振り分け、細胞培養のスケールアップ等、培地最適化サイクルを繰り返し、最適な培地組成を見出します。
Design Build Test Learn 培地最適化サイクルのイラスト図
培地ライブラリプレート、
培地キットの作製
数種類の培地組成による培地キット、又は96 wellプレートの1wellにつき1組成で1枚60パターン以上の組成を構成した培地ライブラリプレートを作製し、提供します。
ユーザーさまによる培地ライブラリプレート、
培地キットによる培養実験
培地キット、又は培地ライブラリ―プレートを用いて細胞培養を行います。細胞数のカウントや表面マーカー発現をイメージング装置等で解析します。
Goal
最適化された培地を継続的に
製造・供給
Ex-MSCのボトル写真
マイオリッジ培地開発サービスのメリット
1.
ユーザーの課題に対して、当社独自の培地成分ライブラリを活用し、カスタム培地を提案(提案型)
2.
当社オリジナル無血清培地をベースに、動物由来成分や高価な増殖因子など、特定の成分を除いた培地開発を可能に
3.
培地ライブラリプレートによるハイスループットスクリーニングで、培地最適化を短期間で実現(最短2〜3ヶ月)
4.
培地の組成開示もオプションで対応
培地最適化
当社オリジナル培地製品
1 Ex-All in One(細胞増殖用培地)
本培地は、様々な細胞において安定した増殖能を示す汎用培地です。無血清培地で、ロット間差が少なく、再現性の高い細胞培養が可能です。
2 Ex-MSC Medium-2(MSC(間葉系幹細胞)培地)
本培地は、間葉系幹細胞に安定的な増殖能を示す無血清培地です。 複数の低分子化合物を使用することで、成長因子を低減させています。 コスト低減と細胞増殖能、性質維持の両立を実現しました。
提案例
間葉系幹細胞のユーザーの場合はEx-MSC Medium-2、それ以外の細胞の場合はEx-All in Oneをお試しいただきます。細胞培養の結果が良好でしたら、そのまま製品をご購入いただきます。培地の最適化が必要な場合はStep 2の培地キットを提案します。お使いの細胞によっては製品ではなく、初めから培地キットを提案します。
SEE MORE
培地キット
数種類の培地組成による培地キットを作製し提供します。
価格(目安):50,000〜150,000円/組成
提案例
細胞の種類、細胞培養の課題や培地最適化で実現したい性能等をお聞かせいただき、複数~20種類程度の培地キットを提案します。細胞培養の結果を共有いただき、次の培地最適化サイクルを回します。
培地ライブラリプレート
1プレート60~80種類の培地組成で提供し、HTS型の培地スクリーニングを
実現します。培地最適化までの期間を短縮すると共に、成功確率を高めることが期待できます。
HTS:ハイスルーブットスクリーニング
別途お見積もり
提案例
ハイスループットでの培地スクリーニングを行う場合に、96 wellプレートを用いた培地スクリーニングプレートを提案します。1 well 1組成でプレート1枚当たり60以上の組成で培地検討を可能とします。
培地最適化サービスの提案例
無血清・低タンパク質培地による培養条件の探索(細胞機能制御、分化誘導法の構築、培養コスト低減 etc.)
無血清の当社オリジナル培地をベースにユーザーが抱える細胞培養の課題に対して、培地ライブラリプレートや培地キットを提案します。 培地最適化サイクルを回して、細胞の増殖性やマーカー発現~機能面などを指標に最適な培地組成を探索します。 無血清培養により、FBSのロット差によるバラつきの解消、血清タンパク質への被験物質や細胞分泌物の吸着を抑制し、 解析や測定系への妨害の低減などが期待されます。
アプリケーションデータのダウンロードはこちら
当社製品をご使用頂いた外部機関の研究者による評価データ、
及び社内で取得した製品に関するデータを掲載しています。
ダウンロード
           
培地コンサルテーションはこちら
細胞培養の課題を解決するための、新しいツールです。
培地コンサルテーションは、お客様が抱える細胞培養の課題に関して、お客様が検討中の細胞培養に関する情報を入力していただくことで、当社の研究員から培地の最適化プランやその他の提案をさせていただくシステムになります。
SEE MORE
FAQ
提案型の培地開発サービスとは?
従来のカスタム培地は、お客様が培地成分(成分の追加・削除、成分の濃度など)を指定し、オーダーメードで受託製造をしていました。
マイオリッジの提案する培地開発サービスは、当社研究員がお客様の細胞ごとに、最適な培養条件を検討して成果物を提案をする新しいタイプのサービスです。
当社が提供をする培地スクリーング技術により、お客様の細胞ごとに最適な培養条件(例:増殖能、低コスト、マーカーなど)を提案いたします。
提案型の培地開発サービスのメリットは?
提案型の培地開発サービスは、当社開発のEx培地(ゼノフリー、無血清)をベースに低分子化合物の添加や削除を行い、細胞毎にベストな培地を提供します。
従来の細胞培養で用いていた高価なサイトカインや成長因子、また再現性(Lot間)で問題がある血清などを使用しないメリットがあります。
増殖が難しい細胞、大量培養によるコスト削減や再現性などでお困りのことがありましたら一度ご相談をください。
提案型の培地開発サービスで、どのくらいコスト削減できますか?
細胞種、培養条件により大きくコスト削減は変わります。
コスト削減の目標については、お客様のご要望を確認し打合せをさせていただきます。
一例として、サイトカイン、動物血清タンパクやタンパク因子を、低分子化合物やアミノ酸に置き換えて、1/10の
コスト削減を実施した例もあります。
提案型の培地開発サービスの実績等について教えてください
サイトカイン等のタンパク成分の不使用、又は使用量低減(例:血清、FGF-2、インスリン、トランスフェリン、アルブミン)などの改良を含む、細胞増殖・発現マーカー等の同等性を維持した培地成分の各種変更について実績があります。またiPS細胞、間葉系幹細胞、T細胞などでも実績があります。
また、企業やアカデミア施設向けに、大容量包装(500ml)での安定供給も行っております。
秘密保持契約(NDA)を結ぶことは可能ですか?
はい。ご要望により秘密保持契約を締結させていただきます。
どのように注文をすればよいですか?
先ずは弊社営業推進部までお問い合わせください。お問い合わせはこちら
粉末培地の提供は可能ですか?
液体培地のみの販売です。
全て見る